スペースマウンテンの噂と都市伝説 天井にお札がビッシリと張り付けられているって本当?
スペースマウンテンはジェットコースターが暗闇の中を疾走するアトラクションで、スリルが楽しめるということで大人気のアトラクションだ。
ところがそのスペースマウンテンの見えない部分には、びっしりとお札が張られている、という都市伝説があるらしい。
スペースマウンテンは乗客にかなり負荷を掛けるアトラクションである影響からか、以前トラブルが続いたことがある。
ディズニーランドは1983年にオープンしたが、それから7年の間に3度の事故があり、これらの事故で乗車客二人が命を落としている。
原因は脳出血と心臓発作で、事故による外傷などとはまったく関係ないものだった。
アトラクションそのものの危険性というより、規制の甘さがもたらした事故という結論で落ち着いた。
そして1990年までの3度の事故を乗り越えて、その後は事故はほとんどというほど起きなくなっていた。
あるとき、スペースマウンテンが何らかのアクシデントを起こしてストップしてしまった事があった。
事故というわけではなくマシーンの変調ということで、その時乗っていた乗客はスタッフに誘導されて、裏口から乗物から降りて出口へと向かったのだが、その途中で、一人の女性がふと天井を仰ぎ見た。
普段は真っ暗で見えない場所が、ちょうどアクシデントのチェックのために照明がついていたので見えたのだろう。
そこに不気味な光景が展開されていた。
天井には、ギッシリと張られた大量のお札が見えた。
夢の国ディズニーランドに、お札というのは、何ともミスマッチな話ではある。
しかし、事故が続いたときに、原因が人知を超えたものではないかという発想は個人レベルではなく、企業でもありうるのだ。
スペースマウンテンで事故が起きたのは霊による呪いもあるのではないかという意見を取り入れて、お祓いをしたのかもしれない。
それにしても、お札を数枚ではなく、大量にびっしりというのが何とも不気味な気がする。
アトラクションの緊急停止などはそうそうは起きない出来事だろうし、確認できたという証言はあまり存在しないためか、本当にスペースマウンテンにお札が張られているのかは不明である。
だが人気のアトラクションであるということは間違いないので、運が良ければ見る事ができるかもしれないだろう。